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「安く買って、高く売ることができない」を克服する方法

投資やビジネスの世界では安く買って高く売るのが基本中の基本です。
しかし、口で言うのは簡単ですが、これを実際に行うのは難しいという人は多いです。なぜなら心理があなたの判断を邪魔するからです。

今回はどうすれば「安く買って、高く売ることができない」を克服できるのか、その方法について解説していきます。

トレーダーが高く買い、安く売ってしまう理由をまずは知る

価格が安いときには世の中の状況が良くありません。売りたい人で溢れ、「安くてもいいから私から買ってくれ!」と価格がどんどん下がっていきます。このような状況の中で、果たして積極的にバーゲン買いできるでしょうか。このとき、ほとんどの人は「もっと下がるのではないだろうか?」と躊躇してしまい、買うことができません。

ただ、価格が下がり続けている中、勇気を出して銘柄を買うバフェットスタイルの人達は確実にいます(A層と呼びます)。

しばらくして価格が底を打ち、高騰してきたときに「これから価格が上がるだろう」という思いからすかさず飛びつく人(B層と呼びます)が現れます。

価格が上がり続けたとして、ピーク付近で買う人(C層と呼びます)が現れます。

その後、価格が天井を打ち、反転してきたとします。価格が下がり続け、損失に耐えられなくなったC層はここで泣きながらポジションを売ることになります。さらに価格は下がり続け、B層もポジションを売り払います。これが大暴落の構図です。

C層の人達は「価格はまたすぐに戻るだろう」と期待してしまうため、損切りが遅れてしまうのです。B層の人達は利益を確定ポイントを決めていない人が多いので、せっかく高騰したのに、気づいたら元の値段かそれ以下になってしまっていることが多いです。A層の人はC層の人が買い出したら、出来高を見ながら、ちゃっかり売り抜け始めていることが多いので、利益を出しています。

このように、安いときには全く買う気にならない、高騰しているときには全く売る気にならないという現象が発生することにより、安く買い、高く売ると言ったことができない人が続出している事実を知りましょう。

つまり、人間に元々備わっている感情にまかせたまま投資してしまうと、高く買って安く売ることになってしまうのです。

タイプ別の克服方法

では、どのようにして、「安く買って、高く売ることができない」を克服できるのか、タイプ別に解説していきます。

C層のあなたがやるべきこと

C層としてポジションに入るなら、ポジションをマイクロマネージメントしないとダメです。利益確定ポイントを決め、損切りポイントを決め、どちらか先についた方を無条件に飲む、この精神が必要です。この場合は、トレードを確率論で考えることが重要です。レバレッジは基本的にかけちゃダメです。持っているお金の範囲でトレードしないとダメです。レバレッジは「人から借りたお金」なので破滅への始まりとなるからです。利益率を増やしたいなら、元本を増やすことでポジションサイズを増やすようにしてください。

B層のあなたがやるべきこと

B層としてポジションに入るなら、ポジションに入る前にいつ売り抜けるか、あらかじめ決めていないとダメです。じゃないといつまでも銘柄がto the moonするのを夢見ることになります。というより、既に月に辿り着いているのに、そのことに気づいていないというパターンもあり得るので、降りる場所はあらかじめ決めておきましょう。

目的地についたら意図的にバスの「降車ボタン」を押してバスから降りるように、トレードでも意図的にバスの「降車ボタン」を押してポジションから降りるようにしましょう。「降車ボタン」を押さなかったら、バスが折り返し地球に戻ってきているのに、いつまでもバスに乗ったままになりますよ。ポジションに意図を持ちましょう、意図を。どこに向かっているのか分からないのなら、一人でぐるぐるメリーゴーラウンドに乗っているのと同じです。

A層のあなたがやるべきこと

A層としてポジションに入るなら、大局的に物事を見る必要があります。信じるのは自分だけという精神が必要になります。ポジションに入っている間は孤独になる必要があるんですね。もちろんニュースなんか見てちゃダメですよ。

タイプを知るにはあなたの性格を知ることが近道

A層、B層、C層のどれが一番良いかということはありません。(あくまでも人間のタイプですから)

難易度だけで言えば、高値で買う(簡単にできる)、安く買う(みんなと逆の思考をすればできる)、高く売る(売るタイミングに関して自分と戦うことになる)、安く売る(心の痛みを伴う)と言ったところでしょうか。
でも、みんなと逆の思考をするのが簡単にできる人もいれば、簡単にできない人もいます。逆に、高値で買うのは簡単にできる人もいれば躊躇してしまう人もいます。

そういう意味では難易度ベースで考えるよりもあなたの性格に合うスタイルにした方が良いのです。どの層としてトレードするべきかは、自分の性格を知れば自ずと分かってくるようになります。

だから、己を知りましょう。己を知るには毎日自分に問いましょう。「私はトレードから何を求めているの?」と。求めていることさえ分かれば変なエントリーはしなくなりますし、エクジットもはっきりと見えるので、勝つべくして勝つようになるのです。求めていることが分からなければ、さっきも言ったように、一人でぐるぐるメリーゴーラウンドに乗っているのと同じになってしまいます。

ボーナス:私の場合はどうなのか

私の場合は銘柄によってはA層かB層が基本です。同じ銘柄で同時にA層とB層でやることもありますが、その場合はウォレットを分けます。そして、A層の自分とB層の自分は別人としてトレードします。B層の自分は適度な利益で確定し、A層の自分は大きく利益を取るというイメージです。

C層はほぼやらないです。マイクロマネージメントをやり始めると時間取られますし、寝られなくなるし、その割には利益が大きくないので割に合わないと感じてしまうからです。