ミュージックプロデューサーにとっての顧客を知ることではミュージックプロデューサーが相手にするべき顧客についてお話ししましたが、今回はミュージックプロデューサーにとって忘れてはならないもう一つの重要な顧客層についてお話ししていきます。
その重要な顧客層は誰かというと「ミュージックプロデューサー」です。
つまり、ミュージックプロデューサーとしてあなたは他のミュージックプロデューサーを顧客にすることができます。
あくまでも一例ですが、あなたがMaschineを使ってビートメイキングするのなら、「Maschineの使い方」をビデオに録画して、Maschine講座として販売することができます。もしあなたがFL Studioを使ってビートメイキングするのなら、同じように「FL Studioの使い方」をビデオに録画して、FL Studio講座として販売することができます。
あなた独自のドラムキットをまとめて、あなたのドラムキットを販売することもできます。あなたが作った音楽のループを集めて、ループセットを販売することもできます。
このように考えていけば、ミュージックプロデューサー同士でビジネスを展開することが可能になるのです。
このようなことから、ミュージックプロデューサーという職業は世界一の職業であるということが言えます。
私もミュージックプロデューサーなので、この意見にはバイアスがかかっていますが、無から価値のある作品や教材を作り出し、それを繰り返し繰り返し販売できるということは多くの人には真似できません。また、創り出せる価値の量も無限ですから、出せる利益も無限大です。そういう意味ではミュージックプロデューサーはとても恵まれていると言えますね。
ですから、ミュージックプロデューサーとして生まれて良かったと思うようにしてください。この才能は「稀」ですから、それをちゃんと認識しましょう。